日本そして「いわき」の未来はわたしたちが創る
個別指導×自立学習

「こみみ」6月号
今年の「春休み」は、いつもよりたくさんの「新中学生」とともに学ぶ機会をいただきました。
経営する学習塾が5年目を迎え、在塾生・卒塾生の弟さんや妹さんが入塾してくれたためです。
新しい環境で未知のことを学ぶ子どもたちの表情は真剣で、とても美しく、「この仕事をやってきて良かったな」と心から思わせていただきました。
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私の仕事は、この新塾生たちのモチベーションを維持すること。
そして、さらに士気を鼓舞すること。
そのために、細心の注意を払うべき最初のイベントは、しばらくするとそれぞれの中学校で実施される新塾生たちにとっての初めての「定期テスト」です。
成績や点数に過剰に反応、評価しない
親御さんから大切なお子さんを学習面で預かっている以上、良い成績や点数を取らせてあげることは私の使命ですが、
それよりも大切なことは、
「自分自身にレッテルを貼らせないこと」
「学習意欲を失わせないこと」
にあると心得ています。
とりわけ、最近の「定期テスト」は学内の「順位」までつけられます。
同級生との比較をさせるのではなく、
あくまでも、ひとつひとつの問題に自分としてどう対峙し、いかに取り組むのか。
そのことに重点をおき、ともに勉強しています。
これは良くない成績を取ってきた塾生ばかりではありません。
良い成績を取ったとしてもプレッシャーを与えかねません。
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中学生にもなれば、さまざまな要因から「認知能力」に差はできており、「順位」がついてしまうのは仕方のないことです。
ですが、思春期にある中学生は大人たちの対応次第で、「心」の面で大きく成長します。
最終的に「学習意欲」のある子が「成績面」でも勝つ。
そう信じて「塾」を運営しています。
※この記事は、5/15発行「こみみ(6月号)」にコラムとして寄稿しています。
自ら学ぶを育てる Vol. 3「なぜだろう?」と問える心 はこちら
自ら学ぶを育てる Vol. 4「受験をどう捉えるか」 はこちら
(投稿者プロフィール)
東京中野生まれ
桐蔭学園高等学校
明治大学政治経済学部卒
会社員時代に, 法政大学大学院で経営学を学ぶ
専門は、人材育成論
日系大手企業、外資系企業で約20年人事部勤務後退職
公立中学校勤務を経て、 教育業界へ
2017年 福島県いわき市で「紫紺塾」を開塾