日本そして「いわき」の未来はわたしたちが創る
個別指導×自立学習

こみみ3月号
この土地で学習塾をはじめさせていただき5年。
今年も「受験」の時期が訪れてきました。
ふり返ると、思うところいろいろですが、今回は私個人の「受験」の捉え方、そして私なりに塾生の方々に伝えたいことを書いてみようと思います。
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月並みな表現になりますが、「受験」は長い人生における通過点にすぎないということ。
なかなか学生さんたち、とりわけ高校受験を控えた中学生の多くにとっては初めての試練でもあり、実感しにくいことでしょう。
ですが、われわれのように大人になってしまえば極めて当たり前のことです。
合格、不合格に一喜一憂するよりも、「受験」を通じて何を得ることができたか。
そのような視点で捉えることが前向きではないでしょうか。
目標に向かって「創意工夫」できたか。
成績をあげることは、そんなに簡単なことではありません。
もちろん、教える側にとってもひとつの答えはありません。
一生懸命な学生さんほど、一緒になってあれやこれやと考え、試し、失敗や成功ををくり返しているものです。
この創意工夫を、たとえ小さかったとしても結果につなげることができたのであれば、必ず、将来の自分への自信、大きな力となるはずです。
学習面における自分軸をつかむことができたか。
その人によって、得意・不得意科目はそれぞれ。
学習を通じて、得意な科目、とりわけ好きな科目を見つけることができたでしょうか。
見つけることができたのであれば、きっとそれが将来の道、あるべき自分へのヒントとなるはずです。
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いずれにしましても、「受験」をゴールではなく、スタート地点として捉えることができるか。
そのことが大切であることは、大人になった今、痛切に感じることです。
※この記事は、2/15発行「こみみ(3月号)」にコラムとして寄稿しています。
自ら学ぶを育てる Vol. 1「初めての定期テスト」はこちら
自ら学ぶを育てる Vol. 3「なぜだろう?と問える心 」はこちら
(投稿者プロフィール)
東京中野生まれ
桐蔭学園高等学校
明治大学政治経済学部卒
会社員時代に、法政大学大学院で経営学を学ぶ
専門は、人材育成論
日系大手企業、外資系企業で約20年人事部勤務後退職
公立中学校勤務を経て、教育業界へ
2017年 福島県いわき市で「紫紺塾」を開塾