鶴見周辺の皆さんこんにちは!
学習塾PLAN B.校舎長の武田です。
今回は塾や勉強法の話ではなく、スマートフォンの使用とその影響の関係についてお話をしていきたいと思います。
なぜスマートフォンの話を使用と思ったのか?
それは身近に中学生や高校生と関わっていて、明らかに生徒さんの傾向が変わったことを肌で直接感じるようになったからです。
今回の記事で、ぜひスマホとの向き合い方の参考になれば嬉しいです。
1,ここ2年ほどで感じるようになった違和感
(1)集中力が落ちている
鶴見で7年間塾をやらせていただいていますが、ここ最近明らかに生徒の集中力が下がったと感じています。
休憩中もスマホを触ってしまったり、スマホで音楽を聴かないと集中できない。
中にはすぐに立って人と話初めてしまう人もいます。
(2)やる気のない生徒が多い
スマホの弊害として、「やる気のない生徒が多い」ことも挙げられます。
これは一概にスマホのせいだけではなく、「生活が豊かになったことで、頑張らなくてもある程度欲しいものが手に入る」という要因も関係していると思います。
ただ、間違いなくスマホも影響しており、
「SNS上で簡単に自分の欲しい情報が手に入る。」
「自分が満足する楽しいことを得られる。」
「理想の芸能人を見て自分の理想像を投影して満足する。」
ことを通して、やる気を無くしてしまいます。
スマホで満足感を得られるからこそ、
「自分なんか頑張らなくていいや」
と思う人が急増しています。
際限なくスマホを持たせた弊害がやる気のなさにつながり、最終的には精神を病んでしまう人がここ最近非常に多いです。
(3)自分の意見がない人が多い
スマホの3つ目の弊害は「自分の意見のない人が多いこと」です。
スマホはすぐに答えを与えてくれます。
完全に受け身の娯楽です。
やたら知識はあるものの、「で、それってどういうこと?」と一つ深ぼって質問をすると、詰まってしまう人が多いのが現状です。
2,スマホを取り上げると発狂する塾生
私はスマホは勉強に絶対に必要ないものだと思っています。
10年前の受験生はスマホなしで勉強をしていました。
SNSの通知や、楽しいコンテンツの誘惑などで集中力を削がれるため、100害あって1利無しです。
そこで、スマホ中毒の塾生のスマホを取り上げましたが、3日目でついに発狂するようになりました。
今はだいぶスマホとの向き合い方も変わり、塾にスマホを持ってこなくはなりましたが、
「これがZ世代の行き着く先か」
と感じるようになりました。
3,明らかにスマホは脳に害を与えている
今まで紹介してきたように、スマホは明らかに脳に害を与えています。
思考力を低下させ、やる気を削ぎ、行動力まで奪います。
そして中毒になったら最後無目的で永遠と液晶を眺めます。
本当に生産性のない時間をスマホは作り出します。
ITを活用した教育とかでipadを導入したりしている国もありますが、スウェーデンなどのように、弊害に気づいて廃止している国もあります。
人類の長い歴史の中でスマホが普及したのはここ十何年ですし、デジタル機器で読み書きを学習するようになったのもここ10年ほどです。
この新たな取り組みの弊害は今後如実に現れると危惧しています。
4,オーストラリアが若者のSNS利用規制へ
海外ではスマホの規制が始まっています。
オーストラリアでは世界で初めて国家レベルで16歳未満のSNS利用を制限しました。
今後デンマークやニュージーランドでも規制を検討しています。
これはSNSで誹謗中傷や犯罪に巻き込まれる危機があるので、それを防ぐ要因もありますが、
若者の脳に与える影響の大きさも考慮しての判断だと言えます。
5,スマホ利用の功罪
若者のスマホ利用の利点は
“流行りに敏感になること”と”スマホを活用したビジネスのやり方や自己発信の仕方を身につけられること”です。
正直、スマホは発信する側、スマホを使って何かを成し遂げたい側にはかなり強力な武器になります。
何かビジネスをやるときにSNSを使って発信する力は必ずこれから時代に必要ですし、ある程度若いうちから触れておくことで、社会人になってから活躍しやすくなります。
ただ、そうはいっても自分から何かを発信したり、頭を使ってスマートフォンを活用している人はごく少数です。
大半がスマホから大量に流れてくる情報に影響を受け、受け身で何も考えずに時間を浪費してしまいます。
スマホが仮に使えたとしても、マーケティングでは役に立ちません。
「誰に」「何を」「何の目的で」「どのように」伝えるかを考える力がないにもかかわらず、スマホを使っても実際にはビジネスには生きません。
6,PLAN B.のスマホとの向き合い方
以上、スマホの弊害を中心に述べてきましたが、ここからはPLAN B.のスマホとの向き合い方を紹介します。
基本的に自習室を回って、スマホをいじってゲームやYouTubeを見ている人はスマホを取り上げています。
人によっては5日間返さないこともあります。
スマホの誘惑を断ち切るために、強制的にスマホから距離を取る時間を設けています。
また、塾生の中には自分からスマホを預けにくる人もります。
勉強中は預かり、帰りに返却します。
今日もドッカンバトルというゲームをしていた浪人生のスマホを取り上げました。
彼はスマホ無期限停止処分です。
スマホよりも、SNSよりも、今の目の前に向き合い、自分の頭を使って考えることに全力で取り組ませたいと思っています。






