こんにちは。合気道五十宮会(いそのみやかい)の石橋です。
今日は、ご挨拶をかねて当会の名称由来についてご紹介します。
【 五十宮とは? 】
・日本語は、五十音で構成されていますね。
この一音一音は神だということをご存知でしょうか?
ただし、ここでいう神とは、西洋のGODとは違います。
日本の神とは、自然界に存在している
遍満するハタラキ(働き)を指しています。
【 神とは自然界に遍満するハタラキのこと 】
たとえば、
星が自転や公転をする。元素を創り出す、
星が生成される、星が爆発して終焉する・・
動物においては、
誕生する、成長する、老化する、死ぬ
お腹が空く、消化する、呼吸する、免疫が働く・・
植物においては
発芽する、生育する、光合成をおこなう、花が咲く、
実を結ぶ、葉の色が変わる、枯れる、死ぬ、
眼には見えないし、触れなしい、計測もできない、
しかし、確かに在るハタラキのことを神と称したのです。
そして、一音一音の日本語が、それぞれのハタラキを現わしているのです。
【 日本語 】
日本語は、母音あいうえお と
父韻 かさたなはまやら と
半母音 わいうえお とがあり、
たとえば、父韻Kと母音Aが合わさって
KA(か)という子音を生じます。
これは古事記に、
イザナギとイザナミが柱を周り、
最初に女性から声をかけて交わって
産んだ子供が蛭子となって流され、
天津神に尋ねて、男性から声をかけて
結ばれたところ、今度は元気な赤ちゃんが産まれた、
との逸話に現れています。
つまり AKでは、音にならない、
KAで初めて音が生まれる。という風に。
【 五十宮とは? 】
伊勢神宮は、古くは別名、礒野宮(いそのみや)と言われていました。
いそのみや、五十宮です。
五十鈴(いすず)川が伊勢神宮の近くに流れていますが、
五十音の一音一音が鈴の音のように鳴り響いて、宇宙を創造するという
意味を含めていると考えられるのです。
五十音すなわち日本語を神として祭ったのです。
そして三種の神器の秘密へとつながっていくのですね。
【 五十宮会とは? 】
合気道を通して、この宇宙の真理を体現していく、
その真理を読み取く為に、日本語の五十音を解明する。
そして、解明したことを合気道に活かす。合気道に活かしてわかったことを
日本文明の解明、すなわち真理の解明に活用する。
そういう意味を持たせています。
お子さんには、難しい話はしませんけど。
今回はここまでとさせていただきます。
有難うございました。
合気道五十宮会
石橋 充行