演劇スクールって、どんなところ? レッスンの流れを見てみよう

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コミュニケーション力や表現力を高める習い事として、近年注目されつつある「演劇スクール」。子ども達が自ら考えて表現できるように促し、人に伝わる表現方法を教え、育てる演劇スクールとは、どんな所なのでしょうか。「宝映テレビプロダクション」の演劇スクールを参考に、レッスンの様子を見てみましょう。

1. 特別なユニフォームの準備は必要ありません

スクールに来たら、まずは室内用シューズに履き替えます。レッスン専用の特別な道具は必要ありません。市販の上履きと水筒、筆記用具だけで大丈夫ですので、気軽に始められます。
服装は、動きやすいものなら基本的にOK。ただし、しゃがんだり寝転んだりすることもありますので、スカートよりもズボンやハーフパンツなどがおすすめです。

2. まずは出欠をとりながら、1人1人のコンディションをチェック

年齢(クラス)によって、集中できる時間の長さや言葉で理解できる感情などは大きく異なります。1人1人の経験してきた世界にも違いがあるため、どのクラスも始めは挨拶からスタート。1人1人に声をかけながら、レッスンに向かう「心の状態」をみていきます。
レッスンの内容やタイムスケジュールは、日によって変化します。子ども達の声の出し方・表情などがイマイチの時には内容を変更し、みんなの気持ちがレッスンに向くように「整える時間」を大きくとることもあるそうです。
小学生以下の子どもたちは、その日の朝、家庭で起きた出来事などの影響を大きく受けてスクールにやってきます。教室全体の雰囲気をきちんと作っておくことで、集中した、質の高いレッスンを行うことができます。
高学年になると、表情筋を使ってしっかり発音したり、早口言葉で滑舌の訓練をしたりもしますが、できなかったり間違えてしまっても大丈夫。1人1人の良くできた部分に目を向けて指導してくれますので、失敗を恥ずかしがることなく、どんどん挑戦していけます。

3. 気持ちを表現する方法:演技の時間

大きな声が出せるようになると、自然と表情も柔らかくなり、演技に向かう心の準備ができてきます。

気持ちを表現するために必要な、表情・声色・セリフのスピード・目の表現・身振り手振りなどの要素を、どう使えば相手に効果的に伝えることができるのか。演技ごっことも言えるやり取りを繰り返しながら、仲間や先輩俳優の動きを見て、真似て、学んでいきます。

低学年までのクラスでは、基本的には演技レッスンにセリフがありますが、高学年のクラスではセリフの他にシーン設定がされ、自分のセリフの前から感情を作っていきます。
気持ちを伝える演技をするためには、まず「本物の感情」を自分の中にきちんと持つことが大切。シーン設定をして行う短い演技レッスンの中でも、本気の感情のやり取りが行われています。

レッスンの最後は、表現力を高めるジェスチャーゲーム。動物に変身したり、言葉を使わない、表現方法を増やすためのワークを行います。年齢(クラス)によってワークの内容は異なりますし、毎回同じものを行なっているではありませんが、子ども向けの演劇スクールですので、楽しみながら演技の幅を広げていけるよう、色々なお楽しみポイントが盛り込まれています。

4. 注意!スクールごとの差が大きい、1レッスンの長さ

今回レッスン風景をご紹介させていただいた「宝映テレビプロダクション」の演劇スクールでは、幼児部(~小2)も小等部(~小6)も1レッスンは2時間制。低学年以下のお子さんも、2時間という枠の中で楽しく演技を学んでいます。

1クラスの人数もレッスンの長さも、演劇スクールによって大きく異なりますので、まずは体験レッスンに参加して、お子さんの表情の変化を見てあげてください。

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