こんにちは。合気道五十宮会(いそのみやかい)の石橋です。
【 20世紀まで成功したモデル 】
20世紀まで求められていたのは、
・論理的思考
・計算能力
・暗記能力
が優れた人でした。
これらの能力は、左脳が司っています。
子育てにおける主要な考え方、
つまり学校教育、家庭教育の目的も
左脳偏重教育だったわけです。
ところが、左脳を主体に物事を考えていくと
計算高い、自分のことしか考えない冷徹な人間になります。
事実こうした人たちがリーダーとなった為に、
日本はこの30年、国民の所得が増えていません。
世界で一番、ダメで停滞した国になってしまいました。
それは、政府も、国会議員も、大企業の経営者も
息を吐くように嘘を言い、自分の事だけを考えているからです。
はい、このように左脳人間は、行き過ぎると社会をダメにするのです。
【 日本文明が世界を救う 】
日本は素晴らしい、しかも世界一長い歴史を持った国です。
縄文時代の日本は、1万年以上もの長い期間、
戦争、戦闘が無く、みんなで認めい、助け合って生きていました。
そこには、支配する者も無く、支配される者もいない
完全に公平で平和な社会だったのです。
約270年続いた江戸時代も、
清潔な街、循環型の経済、助け合いのシステムを創り上げ、
大人から子供まで人々が
明るく楽しく生活していました。
日本が長く続いているのは、日本文明が
素晴らしかったからです。
しかし、現在は、残念なことに対極にあります。
それは西洋文明、大陸文明を取り入れたからです。
このままでは日本は滅亡して、世界も地獄になります。
ぼくは、このまま行くとは思っていません。
必ず日本の叡智によって日本人は蘇生します。
それは現在生きている人間の力ではありません。
ご先祖さまの力によって起こります。
【 21世紀に求められる人間とは 】
21世紀に求められているのは、
・創造力
・想像力
・芸術性
・コミュニケーション能力
です。
これらの能力は、右脳が司っています。
そして右脳主体に生きると
明るく、楽しく、思いやりのある人間に育ちます。
【 当会の考え方 】
そこで当会では、この右脳と左脳をバランスよく育つよう工夫して
作っています。
つまり、合気道を学ぶことで閃きと論理的説明の両方が育つように
考えて作っているのです。
当会のベースとなる考え方は、日本文明です。
現在、世界は行き詰まっています。
こんな時だからこそ、日本が誇る文明の力が必要なのです。
日本を除く世界は、過去も現在も、争い、疑い、盗み、殺し、
ありとあらゆる逃走と闘争の歴史でした。
合気道の精神は、「争わない」「平和」がベースです。
争わなかったら、人に負けるのでは?と思われましたか。
そこが他の武道、他の格闘技、他のスポーツとは、まるで違う概念なのです。
【 想像してみましょう 】
たとえば、本気で相手が自分を殺そうとして刀で切りかかってくるとします。
想像してみてください。緊張して、身体が固まりませんか?
事実、相手を敵とみなして、その敵が攻撃してくると
緊張して、身体が固まります。
そして結果、負けて大けがを負ったり、生命を落としたりするのです。
では、想像してみてください。
相対する相手を自分の愛する人だと。
何か事情があって、自分を殺そうとしている。
いいじゃないですか。殺されましょう。切られましょう。
さあ、どうぞ。切ってくださいと身も心も相手に提供するのです。
どうですか?
緊張しますか?体が固まりましたか?
それとも、反対に、何か光に包まれたような温かな気持ちになりませんでしたか?
そう、だから、動けるのです。
今、まさに切られると思った瞬間。
やっぱり、やーめた、と悠々とさばけば良いのです。
これが極意です。
別な言い方をするなら、
当会の合気道のベースは、「愛」です。
そして、右脳は、この愛によって開きます。
次回は、当会の名称である五十宮(いそのみや)の
意味をお伝えしようと思います。
最後までお読みいただき有難うございます。感謝。
合気道五十宮会
代表 石橋 充行
公式サイト:https://www.kusiro-aikido.com/