こんにちは。京都正道館道場のHP管理人です。
※京都正道館道場は京都市伏見区の禅寺の境内にある剣道場です。
今回も正道館の剣道の考え方についてお話をさせていただきます。
手習いは結局のところ数をこなす事で上達をします。
剣道で言えば素振りをする、面をつける、稽古をする子の方が明らかに上手くなります。
勿論試合もそうです。練習試合を多く経験をしている子の方が試合は上手いです。
当館も練習試合や対外交流は月一と決め、実施をしているところですが、
他の道場と比べると他団体との交流は少なく、日頃の稽古と基本を大事にする道場にカテゴライズされます。
当館の指導者も全国に知り合いはおりますし、交流をすることは可能です。
ただ、練習試合ばかりをやると帯同する親御さんの負担が大きくなります。
また小さな頃から試合ばかりをやると打たれない事を前提とした剣道をするようになり、
伸びしろがなくなります。
※小中では無双状態で強豪高校に進学したのにそこまで戦績を残せなかったという子は割と居ます。
よって高校に入るまでは駆け引きはほどほどにし、
「打たれるかもしれないけど大好きな技を思い切り打つ」
我々はこれで良いと考え試合をさせています。
という事で…
小中学生の頃は基礎をしっかりと固める
数をこなせるような体の使い方を覚えさせる
これからもこのスタンスで正道館はやっていこうと思います。
一応、念のため断っておきますが勝つことをあきらめているわけではありません。
こういうスタンスでも結果を出す子は現れます。
ちなみに今年の冬にはちょっと面白いことが起こるかもしれません。
最後に。
剣道はプロがありません。
敢えてプロを称するのであれば警察の特錬でしょうか。
いずれにせよインターハイで優勝しても国体で優勝しても全日本で優勝しても他のスポーツ選手のような
年収を貰えることは有りません。あくまで趣味事です。
趣味事は怒鳴られてやるものではありません。そこから得られる教養や繋がりにより人生をより豊かにするためのものです。
そこだけは間違えてはいけないですね。
さてさて、少し長くなりました。
ということでこんな当館に興味を持っていただける方がいらっしゃれば気軽にお問い合わせください。
それではよろしくお願いいたします。