怠惰と横着

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中学生、定期テストにむけて自学自習中。

ホワイトボードに

「横着」

と書いて私は問いかけます。

 

「皆さん、この言葉を知っていますか?意味を知っていますか?」

生徒A「よ、よこつき・・?」

生徒B「よ、よこちゃく。。」

生徒C「ヨコ、、ギ?」

 

残念。おうちゃくと読みます。

横着は賢くなるためには敵です。勉強する中で、いかに横着を無くしていくか、これが成績を上げる鍵です。皆さんは横着していませんか?

いっぱい勉強してるのに成績があがらない、成果が出ない、なんて時は横着していないかセルフチェックすべきですよ。ちょっと説明しますね、いいですか?

 

まず怠惰横着の違いをしりましょう。

怠惰」とは、辞書で調べてみると、

しなければいけないことをなまけること。おこたること。気持ちがゆるんでだらけること。また、そのさま。

とあります。皆さんは少なくとも塾では「怠惰」ではありませんね。自宅ではわかりませんけれど、ほとんどの人は宿題、自学、試験勉強など、やるべきことはやっているので怠惰にはあてはまらないと思っています。

 

では「横着」の意味を辞書で調べてみますね。

横着とは

労力を使わずに得をしようとすること。できるだけ楽をしてすまそうとすること。また、そのさま。

とあります。

 

ここで大切なのは、横着は怠惰とちがって、「やって」はいるのです。

ただ、「労力を使わず、楽してすまそう」としているため、 手を抜いているんです

ちゃんとやるのは大変だから。労力を使うから。

 

横着の恐ろしい所は、それが癖、習慣になってくると、周囲、家族の人は勿論、自分自身でさえも横着に気づかなくなっていくのです。

手を抜いて済ますことが当たり前になってしまうのです。一生懸命やっていると錯覚さえします。

怠惰は何もせずなまけているので、周囲の人も、自分自身も気づきますが。

 

横着は簡単に言い換えると「まぁ、いいか。。」の心です。

日頃の勉強で思い当たる節はありませんか?

解決すべきところを解決せずに終わらせていませんか?

時間やページを埋めることが目的になっていませんか?

提出すれば評価されると、中身が伴っていないものを提出していませんか?

 

人間なので、弱い心はあります。

でも勉強で横着していたら、成績はあがりませんよ。

労力を使わずに得した気分になっているかもしれませんが、

私にはそれが無駄な時間の使い方に見えます。もったいないです。

 

横着、まぁ、いいかの心が、頭に、胸に、お腹の奥の上あたりに出てきたときはぐっとこらえて、

「ダメだ、ちゃんとやらなきゃ!」と自分を奮い立たせてください。

これができる人とできない人では、とても大きな差が生まれますよ。

わかりましたか?

 

じゃあ、試験勉強再開!

分からないところは横着せず、どんどん質問してね!

 

 

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