英語音声を身につける「最強の」素材とは……?

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 英語音声を学ぶ教材はたくさんあります。選ぶのに困る保護者の方も多いことでしょう。子どもが英語の音声を身につけるのに、最適の素材があります。それを紹介したいと思います。

1. 日本語と大きく異なる英語音声

日本人はよく「英語を聞くことができない」、または「英語を話すのがむずかしい」とよく言います。話す前に必要なことは「聞く」ことですが、日本語のネイティブ・スピーカーにとって英語の音を捉えることはむずかしいものです。その理由のひとつとは、英語にあるリズムやアクセントが日本語と大きく異なるからです。

日本語の音声は英語に比べると高低や強弱のあまりない、フラットな言語と言えます。ですから英語の音声を身につけるには、英語のリズムやアクセントを捉える必要があります。それらを身につけるのにいい素材があります。

2. 英語圏の子どもたちも幼い頃から唱える

「マザーグース」をご存知でしょうか。英語圏のわらべうたです(「ナーサリー・ライム」ともいいます)。「マザーグース」という名前を知らなくても、「ロンドン橋」や「きらきら星」、「メリーさんの羊」の歌はご存知ですよね。また、『鏡の国のアリス』に登場する、卵の形をしたハンプティ・ダンプティは、マザーグースに登場するキャラクターのひとつです。内容は、遊び歌、数え歌、子守歌、なぞなぞ、季節の歌、鬼きめ唄などです。意味がナンセンスなものが多いのは、内容よりも英語のリズムなどを大切にしているからでしょう。

英語圏では、母親が子どもを膝の上にのせて手遊びをしたり、夜寝るときに子守歌に唄ってくれたり、幼稚園などで歌ったりします。そのよいにして子どもはマザーグースをたくさん耳にして英語音声を身につけていきます。英語圏の子どものように、日本の子どもにとっても英語のリズムやアクセントを無理なく身につけるには、マザーグースは最適の素材です。幼い頃から遊びのなかで英語の音を身につけられたら、なんて素敵でしょう。

3. マザーグースを楽しむには

日本の子どもも英語圏の子どもたちのようにマザーグースで楽しく遊びながら、知らないうちに英語のリズムやアクセントを身につけることができます。いくつかご紹介しましょう。

★「Humpty Dumpty(ハンプティ・ダンプティ)」
膝を抱えて全身を丸めて、卵のようになって転がります。そのまま起きあがります。

★「Ring-a-Ring o' Roses(バラの花輪だ 手をつなごうよ)」
みんなで手を繋いで輪を作ってまわり、みんなで一斉に転がって起き上がる競争をします。

★「This little pig went to market(このゆび コブタ マーケット)」
手や足の指をひとつずつ引っぱって、最後には手のひらや足のうらをコチョコチョっとくすぐります。

★「Eeny, meeny, miny, mo(イーニミーニマイニーモー)」
みんなで輪になって中心に向かってグーを出し、ひとりの子が唱えながら一つひとつのグーを指していき、最後にあたった人は次のゲームのオニになります(鬼きめ歌)。

4. リスニングやスピーキングの力がつく

内容がおもしろかったり、英語の音が心地よかったりするので、子どもは何度もくり返し唱えて、そのうちに自然に覚えてしまいます。

文字を読むのではなく、子どもが耳から音を聞いて覚える英語は、英語らしいリズムやアクセントを捉えています。大人になってから同じように耳から覚えようとしても、なかなかうまくいきません。幼いうちにたっぷりとマザーグースにふれて英語の音を捉えることは、幼い頃だからこそ無理なくできるのです。幼い頃に身につけたそのような力は、その後の学校での英語のリスニングや、スピーキングに大きな効果があります。

子ども英語教室「ラボ・パーティ」では、多くのマザーグースで英語に慣れ親しむ活動を行っています。子どもは仲間とマザーグースを楽しみながら、自然に英語を身につけることができ、その力は小学校、中学校、高校の英語授業でのリスニングやスピーキングで発揮されています。ぜひ一度、体験教室にご参加ください。

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