どうやって選ぶ?ーこれからの時代に必要とされる力を育む習い事

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進級・進学の季節。新しいことにもチャレンジしたい季節でもあり、「習い事を始めようかしら?」と思われている方も多いのではないでしょうか。子どもにとっていい経験となる習い事は、どうやって選びますか?

今回は習い事を選ぶ際に気をつけたい点を考えてみたいと思います。

 

1. 習い事はなんのため?

幼いこどもを習い事に通ういちばんの目的は、特定の才能を伸ばすことではありません。どのような習い事にも言えるのは、いつもとは違う人と出会って、コミュニケーションするチャンスが増えるということです。人とコミュニケーションすることによって刺激を得て、語彙力が増え、主体性や自主性を身につけることができる。そのような体験こそが、子どもの将来の学習の役に立ちます。

特定の知識やスキルを身につけるよりも、幼い時期には内面の力をつけさせることが重要です。そのことが子どもが習い事に通う大きな意味なのです。それをふまえて、習い事を選ぶ際のいくつかのポイントに分けて考えてみましょう。

2. いつから始める?

「6歳の6月6日から習い事を始めるといい」ということばがあります。楽器や舞踊などの伝統芸能では6月6日を「稽古始め」とすることが吉と考えられていたようです。習い事によっては,走れるようになってから、椅子にきちんと座れるようになってから、などとスタート時点の条件がある教室もあるようです。

習い事のスタートは、子どもが興味をもった時が最適でしょう。子どもが興味をもっていないのに通うと辛さを感じ、長くは続きません。子どもがその習い事に興味をもって通える時にスタートしたほうがいいのです。子どもはそのときの気分で、一時的に興味をもつだけこともありますので、保護者が「本当に好きなのかしら?」とよく考える必要はあります。

3. どんな習い事を選ぶ?

文化系、運動系、学習系、芸術系、それぞれ多くの習い事があります。お子さんの様子や反応をみながら、お子さんの興味・関心にそった習い事を選ぶといいでしょう。

「早い方がいい」と大人が思って、早くから習わせた結果、嫌いになってしまうケースも見受けられます。また「親が苦手だから子どもには習わせたい」と考えて選ぶと逆効果のことも。親が子どもといっしょに「伴走」できる習い事のほうが、子どももうれしいですし、伸びていくことができます。

4. 見極めたいポイントは?

レッスンの時間や教室の場所、月謝、教材費など、習い事を検討するポイントはたくさんあります。ひとつ申し上げたいのは、親の都合だけを判断基準にしないということです。「送り迎えに便利な時間や場所だから」「月謝が安いから」「教材費が少なくて済むから」「お友だちが通っているから」などといった大人の考えだけで決めないほうがいいでしょう。なぜならその習い事がわが子にとって適切かどうかが、考えられていないからです。

とくに教材は、指導方法と関連します。たとえば英語の場合、どのような学び方をするのか。そのためにどのような教材を使用するのか。とはいえ良し悪しがわからない場合は、指導者がその指導方法や教材に熱意をもっているのかを見極めるといいでしょう。

5. いつまで続ける?

一度習い始めたら、目標に到達するまでは続けたいものです。たとえば、水泳は何メートル泳げるようになるとか、ピアノは何の曲が弾けるようになとか、目標を定めるといいですね。目標にたどりついたら、その先を保護者といっしょに考えるといいでしょう。

英語などは「話せるようになりたい」と思うなら、できれば長く続けたいものです。なぜならことばは一生学び続けるものですから、受験や資格試験を英語を習う目標にすると、合格した途端、目標が達成され、それまで身につけてきたことは必要がなくなるので、徐々に忘れていってしまいます。多くの大人が「いくら英語を勉強しても話せない」のはそのせいです。

習い事の内容によって続ける期間は異なりますが、一度始めたものはがんばってなし遂げられるように、保護者も伴走していきたいものです。

まとめ:最後に

子どもが習い事を始めたら、ぜひ子どもの様子に関心をもってあげてください。「何々ができるようになったね」「誰だれさんといっしょだったのね」「来週はなにするの?」などと家庭で話題にすると子どもは自己肯定感を感じながら習い事に向き合えます。

そのためにも、指導者の先生方や、同じ教室に通うお友だちの保護者の方々との交流も大切にしたいですね。情報を交換したり、何かあったときに助け合ったりといった大人の関係も、子どもにはいい影響を与えます。保護者も子どもと伴走して、いい経験を積んでいきましょう。

これからのAI時代には、AIにはない力を備えた人間ー創造的でコミュニケーションする力を備えた人間ーが必要とされます。そのためにも多くの人と出会って、競うのではなく、「仲間と対話し、協同できる」習い事を子どもに経験させてあげてください。

子ども英語教室「ラボ・パーティ」では、対話と協同、キャンプや海外ホームステイといったさまざまな経験を通して、子どもの英語力を育みます。ぜひ一度、体験教室にご参加ください。

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