2歳からピアノを弾かせた方が上達は早い?
「音楽を聴いたり歌ったりするより、2歳からピアノを弾かせた方が上達も早いのでは?」
そう思った方もいるかもしれません。
でも、私はそうは思いません。
なぜなら、2歳の子どもの体はまだピアノを弾くために十分育っていないからです。
手や指の筋肉はまだ発達途中ですし、骨も柔らかい時期です。
そんな時期に無理に指を動かして弾かせようとするのは、子どもにとって負担になってしまいます。
だからこそ、まずは全身で音楽を感じることが大切です。
音楽に合わせて体を動かしたり、
リズムを感じたり、
歌を歌ったり。
そうした経験をたくさん積み重ねていきます。
そして細かな指先の動きができるようになってきた年少さん頃から、少しずつ弾く表現へとつながっていきます。
実はこれは、子どもの体の発達の順番とも同じです。
赤ちゃんの体は、中心から外側へ向かって発達していきます。
背中や腰がしっかりしてお座りができるようになり、その後に腕や足を使ってハイハイをします。
手の使い方も同じです。
最初は反射的に握るだけだったものが、
手のひら全体でつかめるようになり、
やがて親指と人差し指を使って小さな物をつまめるようになります。
一つひとつ順番に育っていくのです。
音楽も同じです。
まずは聴くこと。
感じること。
歌うこと。
そして体を使って表現すること。
その土台が育った先に、「弾く」という表現があります。
早く始めることが
大切なのではなく、
その年齢に合った経験を
積み重ねることが大切。
私はそう考えています。







